| 〜仁井田地区のフキにまつわる伝説です〜 |
むかしむかし,仁井田がまだ仁井田村とよばれていたころのお話です。
村はずれに,ふきという名のむすめが,お父さんと二人で住んでいました。 |
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| ふきがまだ生まれたばかりのころに,お母さんは病気で死んでしまいましたが,そのぶんだけお父さんは,村の水車番の仕事をほそぼそと続けながら,ひとりむすめのふきを大切に育ててきました。お父さんのねがいが天に通じたのか,ふきは美しくて心のやさしい,はたらき者のむすめになりました。 |
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| ある秋のこと,お父さんはあつい夏のつかれがでたのか,病気にかかってねこんでしまいました。ふきはけんめいにかん病をしました。昼はお父さんのぶんまではたらき,夜もろくにねないで,くすりをのませたり,ひたいの手ぬぐいをかえてやったりしました。それでもお父さんの病気は,ちっともよくなりません。日ごとにお父さんはやせほそり,話し声も小さくなっていくのです。 |
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