5年生の実践                                                 

テーマ「生命ってすばらしいな]



1 ねらい

・人と他の動物を比較したり、資料を活用して人の発生や成長などを調べたりする活動を通して、生命は連続しているという見方や考え方を養い、生命を尊重する態度を育てる。
・思春期になると男女の体つきが変わり、大人の体に近づいていくこと、また、いろいろな生活経験を通して、年齢とともに心も発達師、異性への関心が芽生えてくることが理解できる。

2 活動計画(15時間扱い)
・一次(2時間)動物が親から生まれる時の姿について調べる。
・二次(1時間)動物の生命はどのようにして誕生するのか調べる。
・三次(5時間)人間の生命はどのようにして誕生し、成長していくのかを調べる。
・四次(1時間)「生きるってどういうこと」を読み、生命の尊さを考える。
・五次(6時間)生命をつないでいくために、思春期には体と心が変化していくことが分かる。

*単元を構成するにあたって
理 科「動物と人のたんじょう」
道 徳「あきこの生き方を考えよう」
体 育「体の発育と心の発達」

3 活動の様子
・まつかぜ学習
 「人間の誕生のひみつをさぐろう」をテーマに、子どもたち一人一人が自分の生まれた時のことを調べた。アルバムや母子手帳に残された成長の記録を見たり、父母への聞き取り調査を行ったりすることで、自分の生命が家族によって大切に守られてきたことを知ることができた。

・体験学習
 「妊婦さんになってみよう」「羊水ってなあに」「ここが子宮」「質問」の4コースを設定し、体験学習を行った。臨月の重さのリュックをおなかに背負ったり、羊水実験をしたり、子宮音を聞いたりすることで子どもたちは胎児の様子を知り、妊婦さんの苦労が分かった。

・あっこちゃんの生き方
短い命を精一杯生きた植木亜紀子さんの生き方について話し合った。学習の最後に、一人一人に書いてもらった両親からのメッセージを読み、子どもたちは改めて自分の生命の大切さを知り、これからの生き方を考えることができた。



平成12年度   まつかぜ学習 3・5年生の実践

『特命リサーチ ザ・お米』

1.ねらい
 (3年生)
・米に興味・関心をもち,異学年交流を通して意欲的に調べたりつくったりしながら,自分たちの課題を協力して解決しようとする。
・調べたことをまとめ,絵や文で分かりやすく表現する。
・活動を通し,自分たちの生活と米のかかわりの深さを感じ,米への愛着をもつ。
・5年生との交流を通し,5年生の学び方のよさに気付く。
 (5年生)
・日本人の主食である“米”について課題を見つけ,意欲的に調べたり,米からできるものを進んで作ったりしようとする。
・自分の課題を解決するために,必要な資料を選んだり,解決方法を考えたりすることができる。
・自分たちなりの表現の仕方を工夫しながら3年生に分かりやすくまとめ発表する。
・米を調べることを通し,日本人と米のかかわりを感じ,愛着をもつ。
・3年生との交流を通し,高学年としての自覚を高める。


2.全体計画
  (19時間扱い)                3年    (18時間扱い)               5年
「特命リサーチ ザ・お米 パート1」  
〜お米のひみつを調べよう〜
 1.米について自分たちで調べてみたいことを
   話し合う。
 2.グループごとに資料を集めたり,人に聞いた
   りして調べ,まとめ,発表し合う。
    ・米のかいぼう ・米のれきし
    ・日本の米のしゅるい ・外国の米
    ・米からできる食べ物
    ・米からできる物(食べ物以外)
    ・わらを使ってできる物
    ・おいしいごはんのたき方
 3.自分たちが調べたことと比較しながら5年生   の発表を聞く。

農業科学館へ行こう

 1.農家の人のくらしや農具を見学し,おやき作
   りを体験する。


「特命リサーチ ザ・お米 パート1」
〜お米について調べたことを3年生に発表しよう〜
 1.米について調べてみたいことを話し合う。
 2.課題解決のための方法や発表のしかた
   などを考え計画を立て,グループごとに
   課題について調べまとめたことの発表練習を
   する。
     ・米の種類や名前のゆらい
     ・米の歴史  ・稲のリサイクル
     ・米からできる物 ・米づくりの苦労
     ・外米と日本米  ・米のひみつ
     ・おいしいご飯のたき方
 3.米について調べたことを,3年生に分かりやす   く工夫して発表する

農業科学館へ行こう

 1.自分たちが調べた課題について実際に見たり
  話を聞いたりして確かめるとともに,米からできる
  食べ物の一 としておやきを作る。



                                              3・5年交流
             「特命リサーチ ザ・お米 パート2」             
              〜お米(稲)を変身させよう〜

1.自分たちがお米から作りたいものを話し合う。
2.グループごとに作る手順や材料,用具について調べ,準備する。
     ・米アイスグループ(2グループ)
     ・米ぬか石けんグループ
     ・わらじグループ
     ・あさづけグループ
     ・こうせいがしグループ(2グループ)
     ・おせんべいグループ
     ・笹もちグループ
     ・赤飯グループ
     ・きりたんぽグループ
     ・甘酒グループ
     ・究極のおにぎりグループ
3.グループごとに作って,交流する。




3.活動の様子

 米(稲)からできる物を話し合い,その中から自分が作りたい物のグループに分かれました。リサーチの段階 では,お母さんやおばあちゃんやおじいちゃん,あるいは近所の名人に聞きに行ったり,本やインターネットで作り方をリサーチしたり,直接店に出向いたりなど,意欲的に活動や準備が進められました。
 そして,いよいよ本番です。



なわない・わらじ作り

  ★ とっても難しいな。でも,手に水をつけながら,なわをなうと上手にできるよ。

★ 自分で作ったわらじをはいたら, ひんやりして気持ちがよかったよ。








おせんべい作り
                               

   あさづけ作り







 だんだん,いい香りがしてきたね。
  よ〜く乾かしてからあげないと,油が
  はねるから,気をつけよう。
                                 ★ 一晩つけたお米をすっていくと,とろとろ                                         になってきたよ。

こうせんがし作り

 米をいってから,すって粉にするんだね。味付けをしてこのまま食べてもおいしいし,水をやきなこを
 入れて練って食べてもおいしいよ。

                                 
                                 笹もち作り

★ さすがにおばあちゃんは上手だね。水を入れて 練ったもちに,かたくり粉をつけるとくっつかないで
 上手にできるんだね。出来上がりが楽しみだな。









きりたんぽ作り











             ★ ボールのようにご飯を丸めてから竹串に付けると,うまくいくね。だんだんかっこよく付
    けこ とがができるようになってきたね。       
 ★ 焼けてきた焼けてきた。いい色にこげめがついておいしそう。


究極のおにぎり作り

★ 今日の究極のおにぎりは,アンケートの結果一番多かった「焼きおにぎり」だよ。みりんも少し入れ
 てたれもおいしくできたね。あ〜,いい香り。


米ぬか石けん作り
★ 米ぬか石けんで手を洗うと,お肌がすべすべするね。それに,しみ予防にもなるんだよ。
 特に,先生やお母さんたちに評判がよかったよ。


赤飯作り
★ 晩あずきのゆで汁につけて,いい色になっているね。水の量をまちがえずに・・。出来上がりが楽 しみだ ね。炊きあがるまでおいしいごま塩を作るぞ。


米アイス作り
★ 冷たいアイスの中に入っているお米の口当たりがとってもいいね。リサーチにはとっても苦労したけれど,お いしくできてうれしいな。


甘酒作り
 米こうじとおかゆを炊飯器の中に入れて,3時間待つとできあがるんだよ。お砂糖を入れなくても,お米だけ でこんなにあまくなるんだね。冷やしてもおいしいよ。


◎ 最後に,みんなでグループ間の交流をしました。作った作品は,どれも大成功でどのグループのものもとてもおいしくて,みんな大喜びでした。お米や稲からこんなにたくさんのものができることを体験して,改めて,身近な存在であるお米の威力やお米に対する愛着を感じることができました。また,3・5年生間の交流のみならず,今回の調べ学習を通し,家庭の中でもたくさんの会話が交わされ,昔の人々の智恵や暮らしなどに触れることができたことも子どもたちにとっては大きな収穫になりました。