平成12年度 秋田市立金足西小学校

金西小秋祭り『収穫感謝祭』をしよう!

1 活動の概要
 4月,子供たちに「ふるさと子どもドリームアップ事業」の趣旨を説明し,一人一人の取り組んでみたい思いや願いについてアンケートを実施した。その結果,昨年度「ドリームランド2000」を経験している子供たちから“育てて収穫したい”“文化祭的なものをやってみたい”との声が多く聞かれた。
 そこで,テーマを「金西小秋祭り『収穫感謝祭』をしよう!」と掲げ,活動を大きく「栽培活動」と「収穫感謝祭」の2つから構成するようにした。そして,生活科及び総合的な学習に取り込み,具体的な活動や体験的な活動を通して,思いや願いが実現できるようにするとともに喜びや感動が実感できるように活動計画を立案した。さらに,「米づくり(3・5年)」「そばづくり(4・6年)」「野菜づくり(1・2年)」と,新たに異学年交流学習を取り入れるなどの試みをした。

2.活動の流れ

1・2年「やさいづくり」 3・5年「米づくり」 4・6年そばづくり
生き生きやさいをそだてよう
○畑つくり
○野菜の苗植え
・トマト,キュウリ等
○野菜の世話,観察


○野菜の収穫
つけものをつくろう 
○畑つくり
○大根の種まき
つけものはかせになろう
○漬物調べ
○大根の収穫
○漬け物づくり ※地域ボランティア
自分たちで米を育てよう
○田植え
米のひみつを調べよう
○農業科学館見学
・農家のくらしや農具について
・「おやき」づくり体験
米を変身させよう
・こうせんがし,米アイス等
・米ぬか石けん作り
・なわない,わらじ作り
収穫しよう
○稲刈り
○脱穀
※田植え,稲刈り,脱穀は地域
 ボランティアの協力を得た。
そば博士になろう
○調べ学習
・植生,歴史,作り方など
○そば学習会
※専門の指導者を招いた。

自分たちでそばを育てよう
○種まき
○雑草とり
麺の作り方を学ぼう
○製麺工場見学
そばを収穫しよう
○そば刈り,乾燥,種とり
そば鉄人になろう
○そば打ち体験,試食

金西小秋祭り『収穫感謝祭』をしよう!
第1部;実りの秋に感謝する   第2部;収穫を祝うもちつき大会
  ○活動報告(発表・掲示)

3.活動の様子(収穫感謝祭)


「わっしょい。わっしょい。」米俵の入場です。

1・2年生のつけものづくりの発表です。

3・5年生は,お米についてくわしく調べました。

4・6年生は,そばづくりについて発表しました。

調べた成果を見ていただく「展示コーナー」

つけものもおいしそうにできました。

6年生が力一杯もちをつきます。

自分たちでついたもちの味はいかが・・・

4.活動のふりかえり

栽培活動や調査活動を通して,子どもたちは,米やそば,野菜などの作物を育てる大変さや大切さを身をもって知ることができた。また,今年度,新たに取り組んだそば打ちや漬物づくりを通して,昔の人の知恵や技術のすばらしさを再認識することができた。さらには,異学年交流学習や専門の指導者や地域ボランティアの協力を得ながら進めた学習の中で,人と人が触れ合う楽しさや温かさ,大切さを感じ取ることができた。
 息の長い活動の継続や関連のある活動を行っていくことで,期待を膨らませながら自らの問題を解決する喜びを実感し,自信を深めていくことができた。活動が深まるにつれて,追求がより専門的な内容に及ぶ場面が見られた。フリー学校参観デーとして開催した収穫感謝祭では,それまでの取り組みを発表する場を設けた。「育てる」「食べる」という同じ目的意識に立ったそれぞれの活動報告は,広がりや重なり合う部分が多くあり,友達や地域の人々と同じ時と場を共有できる喜びを味わわせ,その後実施したもちつき大会や試食を大いに盛り上げることにつながった。心を育み,米・そば・野菜をどうするかという思いを基盤にしながら探り,仲間と協力しながらの「食」づくりの中で,子どもたちは,試行錯誤を繰り返しながら多くの成就感を味わうことができた。
 今後さらに構想を膨らませ,食−いのち−環境−くらし等を関連づけながら,充実化を図っていきたい。