なまはげ→真山なまはげ伝承会のホームページ
男鹿に伝わる伝説の鬼。
全国的にも有名である。
決まり文句は「泣くご(子)はいねが!」である。
ワールドゲームズにも開会式で登場した。
なまはげの伝説 −ナマハゲと天のじゃく− 昔、漢の国の王、武帝が五匹のコウモリをしたがえて男鹿にやってきた。やがて五匹のコウモリは五匹の鬼に変わった。眉間、逆頬(さかづら)、眼光、首人(しゅじん)、押領(おうりょう)の五色の鬼がそれである。初めの二匹は両親で、武帝につかえて間もなく死んだが、残る三匹は里へ出ては暴れ回り、村人たちを困らせた。兄弟3匹で男鹿半島をゆらし地割れするほどあばれた。里に出てくるようになると、田畑を荒らすばかりでなく、娘をさらっていくようになり、村人から「ナマハゲ」とよばれ恐れられた。 ナマハゲに困り果てた村人達は、なまはげにこういって賭をした。「あの山のてっぺんまで千段の石段をたった一晩で築かせることができたら好きなことしてあばれてええ。毎年1人ずつ娘をやってもええ。そのかわし、できなかったら永久にここからでていけ。」あたりには、ちょうどいい石もなかったが、ナマハゲはよろこんで取りかかった。近くにちょうどよい石はなかったが、なにしろ鬼のことだ、寒風山までひとっとびしては、大石をかかえてどすんどすんと築いていく。あれよあれよというまに、九百九十九段までできてしまった。 |
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ところで、ここに一匹の天のじゃくがいた。天のじゃくはへそまがりで、ふだんはいやがらせや弱いものいじめをしている。鬼の仲間なのに鬼どもは相手をしなかった。だから、力の強いナマハゲをやっつけてやろうとねらった。天のじゃくはできかかった石段を見て計略を思いついた。ナマハゲと村人の約束は夜明けのニワトリの鳴き声がきこえるまでであったから、大きな声で「コケコッコー」と天のじゃくが鳴き声をまねした。 鬼たちはがっかりして怒りだした。いかりにくるったナマハゲはてっぺんの杉の木を引き抜き、まっさかさまに突っ立てた。しかし、約束はまもり、がっくり肩をおとし、どこへともなく去っていった。 村人達は「こんなめでたいことはない。」と大喜びした。けれど、いなくなってみると、なんだかなつかしいナマハゲたちだった。そこで、村人達は、1年に1度、1月15日にナマハゲのお面をつけて「泣くご、いねが」「怠け者はいねが」と家々をまわって歩くようになった。 九百九十九段の石段やさかさ杉は、門前の五社堂の近くに今もある。 |