| 数学A「主として知識に関する問題」の結果 領域ごとの調査結果を比べると「数と式」「図形」が80%に近い平均正答率であったのに対して、「数量関係」の平均正答率は70%をやや下回っています。全国との比較では、各領域で2〜4ポイント程度上回っています。 |
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【 数と式 】 問題 1、2、3 正の数、負の数の四則計算や一次方程式を解くことの技能については、80%を超える高い正答率でした。 しかし、関係を表す式を等式の性質を用いて目的に合うように変形することになると正答率が60%を下回りました。等式の性質が十分理解されていないことが原因と考えられます。このことは移項の意味理解の正答率が約60%であることで裏付けられています。 |
【 図 形 】 問題 4、5、6、7、8 線対称な図形の対称軸、角の二等分線の作図方法、円錐の展開図、円の中心角、平行線の同位角など、多くの図形領域の内容で約80%と高い正答率でした。 しかし、円錐の体積と底面が合同で高さが等しい円柱の体積との関係についての正答率は約40%と低く、円柱と円錐の体積の関係の理解に課題があることがわかりました。 |
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| 【 数 量 関 係 】 問題 9、10、11、12、13、14 伴って変わる2つの数量関係の理解について、比例に関する設問の平均正答率が約80%であったのに比べ、反比例では約60%と低い結果でありました。これについては本市基礎学力調査においても、反比例の定着度に課題があることが指摘されています。 また、グラフから時間とその間に進んだ距離を読み取り、速さを求めたりすることの無解答率が10%を超えており、改善が必要であると考えます。 |
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数学B「主として活用に関する問題」の結果 活用に関する4つの力の調査結果を比べると、「物事を観察し、的確にとらえる」が約80%の平均正答率を示したのに対し、「分類整理し、選択する」は約60%、「筋道を立て、振り返って考える」「数学的に解釈し、表現する」は約50%とやや低い傾向が見られます。全国との比較では、4つの力全てが3ポイント程度上回っています。 |
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【 物事を観察し、的確にとらえる 】 問題 2(1)、3(1)、5(1)、6(1)(2) 表やグラフから必要な情報を読み取ったり、場面を観察し、変化の様子や特徴をとらえたりすることは、正答率が約90%であることから、よく身に付いていると言えます。 しかし、文字式の意味を読み取るような抽象的な思考になると正答率が60%を下回り、課題が残ります。 |
【 分類整理し、選択する 】 問題 1(1)(2)、3(2)、5(2) 指定された決め方をもとに該当するものを選択することの正答率は90%を超えています。 しかし、条件を満たす選び方を選択したり、問題場面を単純化してとらえたりすることになると正答率は50%以下であり、改善が必要であることがうかがえます。 |
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| 【 筋道を立て、振り返って考える 】 問題 2(2)、3(3)、4(1)(2) わかったことをもとにして、筋道を立てて発展的に考えること、新たな条件が与えられたときに構想を立て振り返りながら考えることの正答率は、50%前後でした。このことから論理的に考えることに課題があることが明確になりました。 |
【 数学的に解釈し、表現する 】 問題 1(3)、5(3)、6(3) 問題解決の方法を数学的に説明することの正答率は40%を下回り、表現力に課題があります。過去の本市基礎学力調査でも理由を説明することに苦手意識があり、明確な根拠をもとに説明できるよう指導する必要があることが指摘されています。 |
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本調査では測れない学力との関連 ひたむきに課題解決に取り組もうとする姿勢が身に付いている生徒が多く、学習態度は良好な状況にあります。また、理解したことを繰り返し練習して身に付けようとしている生徒もたくさんいます。 一方、自分の考えを、根拠を明らかにしながら筋道立てて説明したり、友達の考えを聞き取り自分の考えと比較して考えたりするなど、数学科におけるコミュニケーション能力の定着については、十分とは言えない状況にあります。 これらの状況と本調査との関連をみると、理解したことを繰り返し練習して基礎的・基本的な知識や技能を身に付けようとしていることが、数学Aの四則計算や方程式を解く技能がおおむね身に付いていることにつながっていると考えられます。一方、数学科におけるコミュニケーション能力である「筋道を立てて考え、表現すること」「数学的に解釈すること」に関わる力の正答率がいずれも50%台であることは、普段の授業の様子から見られる、数学科におけるコミュニケーション能力の必要性が浮き彫りになったものと考えております。 |
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質問紙調査の結果から<数学の学習について> 「数学の授業の内容がよく分かる」生徒は約60%であるものの、約90%の生徒が「数学ができるようになりたい」と回答しており、大半の生徒は、数学に前向きであることがわかります。また、「数学の勉強の大切さ」を感じている生徒は約80%と高く、「学習したことが将来社会に出たときに役に立つ」と感じている生徒も70%を超えていることから、多くの生徒が数学の必要性を感じていることがわかります。しかし、「数学の授業で学習したことを普段の生活の中で活用できないかを考える」については、約30%という結果になったことから、数学と実生活との関連が重視される中、普段の生活で活用できる数学の在り方を、今後は探っていく必要がありそうです。 |
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| 学習指導改善のための今後の方策 | ||||
■ 指数を含む計算や式の値を求めること、一次方程式を解くことなど基礎的・基本的な知識や技能の習得については、今後も指導の充実に取り組みます。また、反比例の意味や性質について、比例との対比をとおして共通点や相違点を考える活動を一層重視していきます。 ■ 筋道を立てて考えることや数学的に表現することについては、今後の学習指導改善のための方策として、授業の単元の中にじっくり考えたり、「○○だから○○になる」と理由をつけて意見交換したりするなどの筋道を立てて考えさせる場を学習過程に位置づけることや、理解したことを自分の言葉でまとめる学習活動を取り入れることなど、数学的に表現する力を身に付けるための機会を増やしていきます。また、新聞記事や統計資料を学習課題に取り上げ、日常生活と関連付けて構成することにより、数学をより身近なものとしてとらえさせていく指導の充実を図ります。 |
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| <平成19年7月 秋田市立小・中学校へ配付済> | ||||
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| 【国立教育政策研究所Web掲載へリンク】 | ||||
| ■調査問題・正答例・問題趣旨について | ||||
| ■調査結果について | ||||
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