秋田フキのとくちょう
 秋田フキのとくちょうは,大きくてりっぱなことですが,フキノトウが出てから,わずか3か月という,おどろくようなはやさで成長する植物はとてもめずらしく,牧野富太郎博士も秋田フキのことを,「世界に誇る偉大な植物である」とほめたたえています。
 秋田フキは,たとえ形が小さくても,ふつうのフキとかんたんに見わけることができます。しかし,葉,葉柄,花は大小の差はありますが、形はふつうのフキとまったく同じなので,秋田フキというのは,ふつうのフキが変化してできた種類ではないかといわれています。
 ところでフキというのは秋田にだけ生えているわけではなく,原産地の樺太や千島,北海道,本州,四国,九州にまであり,そのほか朝鮮にも, 自生(ひとりでにはえること)しています。南のほうに生えているものほど小さく,北に行くにつれて大きくなります。コロボックルという小人は,雨が降れば1本のフキの葉の下に数人がかたまって入れるくらい小さかったと言われていますが,そのころ北のほうにはとても大きなフキがたくさん生えていたので,その下では小人でなくてもじゅうぶん,あまやどりができたと言われています。
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