平成29年度 秋田市立秋田南中学校 第65回卒業証書授与式
 
 平成30年3月8日(木) 卒業生152名(第26437号〜第26588)
 第1部 国歌斉唱 校歌斉唱 卒業証書授与 式辞 祝辞 送辞 答辞
 第2部 全校記念合唱「未来へ」  卒業生合唱「ぜんぶ」「桜の季節」
 
送 辞
 
 突き刺すように降る雪。街をおおう厚い氷。その隙間から弱々しい風が吹き、厚くたれこめた雲をわって、柔らかな光が差し込む季節。 春。この良き季節に旅立ちを迎える卒業生の皆さん。ご卒業 おめでとうございます。私たちが、初めて秋田南中学校の校門をくぐった日。期待と不安で胸がいっぱいだった私たちを迎えてくださった皆さんの笑顔は、今でも忘れられません。その日から今日まで皆さんは私たちの前にいてくれることが当たり前の存在でした。 初めて経験する生徒会活動。手取り足取り指導してくださった部活動。さらには南中生としての一日の過ごし方まで、ありとあらゆる面で、私たちは皆さんを見て成長してきました。そして迎えた中総体。大会前に校長先生が「勝てばよし、負けても努力すれば何かが残る。努力もしなければ何も残らない。」と皆さんを励ましていたのを覚えています。その言葉を受け、熱く燃えた夏。選手も応援団も一丸となって戦った三日間。勝利に歓喜し、惜しくも敗れ、涙する先輩方の姿は、私たち後輩の心に大きな一ページを残してくれました。運動部の皆さんに勝るとも劣らなかったのが、文化部の皆さんの活躍です。フェアリー南中バトン部の二年連続全国大会への出場は、私たち南中生のとっての大きな誇りです。各種コンクールで入賞を果たした美術部。久々の大編成の部に復帰した吹奏楽部。私たちは、皆さんの切り開いてくださった道を受け継ぎ、新しい未来に向かって努力していきます。そして、何よりも忘れることのできない南中祭。各部門の長となり、GIFT〜僕らの青春詰め込んで〜のスローガンのもと、あふれるアイディアと行動力で私たち一、二年生をしっかりとリードしてくださいました。最終日を飾る合唱コンクールでは、皆さんの歌声がアトリオン音楽ホールに響きわたり、今度は私たちもあんなふうに・・・と思わずにはいられませんでした。皆さんが最後に歌った「プレゼント」その歌詞のとおり、辛い出来事を前向きに捉えてきた皆さんのこれまでの思いがたくさん込められているように感じました。皆さんは、秋田南中学校の最上級生として部活動、委員会活動全てにおいて私たちを導き、支えてくださいました。いつも優しく時には厳しく指導してくださったことは私たちの今に繋がっています。明日からそれぞれ違った道や違う夢を追っていかれることと思います。前期生徒会スローガン Ambission〜ともに歩もう大志を胸に〜のように、自らの夢に向かって、志と共に力一杯歩んでいかれることでしょう。在校生一同、微力かもしれませんが、皆さん一人一人の夢を応援し続けたいと思います。私たち在校生も、皆さんが築き上げてきた本校の素晴らしい伝統を守り、受け継ぎ、皆さんがいつ母校を訪ねてこられても恥ずかしくない姿をお見せすることを約束します。とうとう、皆さんとのお別れの時がやってまいりました。私たちとかけがえのない思い出を共に過ごしてくださった感謝は一生忘れません。卒業生の皆さんのご健康と今後のご活躍を心からお祈りし、送辞とさせていただきます。本日は、ご卒業 おめでとうございます。
 
答 辞

 長く厳しかった北国の冬もようやく終わりを告げ、青く澄み切った空に、時折、太陽が顔をのぞかせています。教室の窓を開けると、柔らかな春の風が優しく私の頬をなでていきました。笑顔の日も、心の晴れない日も、私たちを温かく迎え入れてくれた学び舎は、今日も変わらずに、私たちの門出を見守ってくれています。真新しい制服に包まれて、風に立つの像に迎えられて校門をくぐったあの日から、三年が経とうとしています。私には、胸の中にしまっておきたい思い出がたくさんできました。仲間と一番長い時間を過ごした部活動。「全力主義。」のスローガンのもと、栄光をつかみ取ろうと燃えた中総体。チーム南中の旗を高く掲げ、力強く八橋陸上競技場を行進した今年の夏。目を閉じれば、会場の熱気や声援がよみがえってきます。様々な感動シーンがあった平昌オリンピック以上にそれは熱く、選手も応援も一体になったあの夏の感動は今も忘れられません。私たちは部活動を通して、努力することの意味と、自分と真摯に向き合うことの大切さを学びました。「つなぐ物語2016」と掲げ、出発した修学旅行。ディズニーランドでは魔法にかけられたような時間を過ごしました。クラス別研修で訪れた水族館で「イルカたちからのクリスマスプレゼント」という名の水しぶきを浴びてびしょ濡れになりながら笑い合ったことも忘れられない思い出です。たくさんの笑顔、そして仲間とつながる物語が生まれた三日間でした。青春の輝きを示そうと、GIFT〜僕らの青春詰め込んで〜のもと企画した今年の南中際。今年初の取組として、栄太楼さんのご協力を得て「南中まんじゅう」の限定販売にも挑戦しました。みんなでアイディアを出し合い、各部門で力を発揮し、それが南中全体の大きな輝きとなりました。また、アトリオンのホールいっぱいにハーモニーを輝かせた合唱コンクール。仲間と自分たちの合唱を創り上げる中で、心が一つになることの喜びを感じました。もちろん、楽しい思い出ばかりではありませんでした。こんな私がキャプテンでいいのかと悩んだり、私が本当にやりたいことは何だろうと自分の進路に迷ったりすることもありました。そんな時、私の周りにはいつも応援してくれる人がいました。多くの人の支えがあったからこそ、今の私があるのだと思っています。いつも私たちのことを全力でサポートしてくださった先生方。思うような成果があげられず焦っていた時、自信をなくしそうになった時、私たちに寄り添ってアドバイスしてくださいました。先生方からかけていただいた言葉は、私たちの心の支えとなり、夢に進むエネルギーになりました。本当にありがとうございました。これからの南中を築いていく1、2年生の皆さん。私たちは決していい先輩ではなかったかも知れませんが、そんな私たちことを皆さんはいつも慕ってくれました。これからは、皆さんの手でより一人一人が夢に向かって励む南中、互いに支え合える南中を創っていってください。竿燈まつりや様々な場面で私たちを優しく見守ってくださった地域の皆様、ふるさと秋田の良さは人の温かさだと私たちが胸を張って言えるのは、皆様のおかげです。ありがとうございました。私たちを陰ながら支えてくれたお父さん、お母さん。試合の時、朝早くから送り迎えをしてくれたこと。シュートが決まると自分のことのように喜んでくれたこと。進路決定で悩んでいると「自分のやりたいことを追い続けなさい」と背中を押してくれたこと。頑張っている私も、頑張っていない私もどんな時も懐深く受け止めてくれる家族の優しさがあったから、苦しいことがあっても次の日は笑顔になれました。気恥ずかしくてなかなか言葉にできませんでしたが、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、三年生のみんな。教室のドアを開けて「おはよう」ということが毎日の楽しみでした。真剣に授業に取り組んだり、たまに先生に叱られたり、でもやっぱり最後には、みんな笑顔になる。そんなみんなとの毎日が私の宝物です。喜怒哀楽を共にした三年生のみんなが大好きです。本当にありがとう。北京オリンピックのテーマソングだったMr.Children の「GIFT」の中にこんな歌詞があります。降りそそぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって そのすべてが意味を持って 互いを讃えているのなら もうどんな場所にいても 光を感じれるよ 今 君に贈るよ 気に入るかなぁ 受け取ってよ 君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう 秋田南中学校で過ごした時間から、私たちは、目には見えない大きな贈りものを受け取りました。それは、人と人との関わりやふれあいこそが自分を成長させるということです。今度は、私たちがこれから出会う誰かに贈る番だと思っています。これからも大きな志をもち、人と人とのつながりの大切さを信じて、しっかり歩んでいくことを誓い、答辞といたします。