平成28年度 秋田市立秋田南中学校
第64回卒業証書授与式

 卒業生122名(第26315号〜第26436)
 第1部 
 国歌斉唱 校歌斉唱 卒業証書授与 式辞 祝辞 送辞 答辞
    

 第2部 
 全校記念合唱「未来へ」  卒業生合唱「あなたに会えて」「道」 

送辞

 真っ白だった太平山の雪も溶け始め、頬をなでる暖かな風が春の訪れを告げています。校舎のはるか上空を、白鳥の群れが颯爽と飛んでいきました。三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。中学校生活に期待と不安を抱きながら、初めて南中の校門をくぐり抜けたあの日から今日まで、本当にお世話になりました。先輩たちはいつも優しく、頼りになる存在でした。後輩の私たちを、南中の輪の中に温かく迎え入れてくださいました。どんな時も私たちの近くで支え、励ましてくださった先輩たちのおかげで、安心して中学校生活の第一歩を踏み出すことができました。先輩たちとたくさんの時間を共有した部活動。バスケットボール部に入部したての頃、ガードを任された私は、チームの役に立てずに、悩んだことがありました。そんな時「大丈夫。一歩引いたら周りが見えるよ。」と優しく声をかけてくださった先輩の言葉は、私の自信になったことを今でも覚えています。コートを走る先輩たちの背中は大きく、いつか私もこんな先輩になりたいといつも思っていました。また、みなさんは熱くなれる先輩でした。「全力主義。」のスローガンのもと、南中旋風が巻き起った今年の中総体。夏の日差しよりも熱く燃えた野球の決勝戦。選手たちと一つになって、声が枯れるまで声援を送る姿に、私たち後輩も負けていられないと奮起しました。全力応援の後に、私たちの胸には今まで味わったことのない、大きな大きな感動が残りました。さらに今年は全国、東北大会での活躍もあり、秋田南中学校の名が広く轟いた年でもありました。そしてみなさんは、学校行事でも私たちを常にリードしてくださいました。「結ぶ〜みんなの絆リボン〜」のテーマのもと、大いに盛り上がった南中祭。テーマ曲の「いつだって僕らは」を口ずさみながら、開祭式の企画を練る先輩たちの姿は、仲間と共に一つのものを創りあげる喜びを、教えてくださいました。今日、この晴れの佳き日に、皆さんは未来に向けて飛び立とうとしています。私たち在校生は、今、先輩たちから南中の伝統とまごころが詰まったバトンを、しっかりと受け継ぎました。志を胸に、仲間との絆を大切にしながら、よりよい南中を目指していくことを約束します。みなさんの明るい笑顔、熱い情熱、仲間や後輩を思いやる温かさを私たちは忘れません。名残惜しい気持ちでいっぱいですが、お別れの時がやってきました。今まで、本当にありがとうございました。私は最近、こんな言葉と出会いました。自分を生きるということも、ひととかかわるということも、とだえることのない物語なのだ。先輩たちが創った南中物語の続きを、今度は私たちが描いていきます。秋田南中学校を卒業されても、これからの新しい出会いの中で、みなさんにしか創ることができない物語をつむいでいってください。卒業生のみなさんのご活躍を心からお祈りして、送る言葉といたします。

答辞  

 肌をつきさす風、青く凍てつく氷、空を覆う低く厚い雲、そのすき間から一筋の光が差し込み、 長く厳しい秋田の冬も終わりを告げようとしています。その良き季節に、私たち百二十二名は旅立ちの時を迎えました。新入生としてこの体育館に集った三年前、その時から、私たち六四期生の三年間がスタートしました。あの頃は、体よりも一回り大きな制服を着て、中学校生活への期待と不安でいっぱいでした。今振り返れば、一日一日が充実していて、胸が熱くなるような思い出が次から次へとよみがえってきます。 何もかもが初めての経験だった一年生。まんたらめ宿泊研修では、新しい仲間と共に協力して活動し、普段気づかなかった友達の良さを発見することができました。あの頃の南棟校舎はなくなり、私たちが南棟校舎で過ごした最後の南中生となりました。しかし、南棟校舎の歴史も思い出も私たちの心の中からなくなることはありません。やがて一年が経ち、私たちにも後輩ができました。「今度は私たちが教える番だ。」という自覚が芽生え、部活動や生徒会活動に夢中で取り組みました。そして、何よりも心待ちにしていた修学旅行。夢の国ディズニーランドで深めた友情。班別自主活動では、たくさんの人ごみの中を歩いたり、数分おきという頻度で来る地下鉄に乗ったりと、秋田ではできない体験の数々。短い時間でしたが、宝石のようにきらきらと輝く思い出を作ることができました。そして、いよいよ最高学年としての一年がスタートし、五月には、ふるさと探究学習を行いました。私が訪れた白神山地には、秋田が世界に誇る美しい自然が広がり、ふるさと秋田の良さを再認識するとともに、秋田について深く考える良い機会となりました。六月、例年にない素晴らしい成果を収めることができた中総体。雨の中、泥まみれになりながらボールを追い、暑い日差しの中、グラウンドを駆け抜けた夏。中総体に向け「全力主義」のスローガンのもと、運動部も応援団も懸命に練習を重ねました。迎えた本番では、全力で試合に臨む選手たちに、応援団長として、一人の仲間として全力の応援をすることができました。栄光をつかみ弾ける笑顔、惜しくも敗れ、全員で流した涙、その一つ一つが成長の糧となり、今を迎えることができました。「結ぶ〜みんなの絆りぼん」をテーマに、全校で大いに盛り上がった南中祭。最高の南中祭にしようと、多くの部門が遅くまで準備を進めました。閉祭式で大きな感動を味わうことができたのは、南中生みんなで絆りぼんを結び、よりよい南中祭を創り上げようとする熱意があったからではないでしょうか。最優秀賞を目指し、どのクラスも一丸となった合唱コンクール。アトリオン音楽ホールに響き渡ったハーモニーは、今も心に残っています。私たちがこのように充実した学校生活を送ることができたのは、たくさんの方々の支えがあったからです。時には厳しく、時には優しく私たちを指導してくださった先生方、勉強だけでなく、私たちが生きていく上で大切なことを教えてくださいました。そのおかげで、私たちは、この三年間で人間として大きく成長することができました。先生方から教わったことは胸に刻み、一生忘れません。ありがとうございました。部活動や委員会などで、たくさんのサポートをしてくれた、一、二年生の皆さん。皆さんの応援やバックアップアップによって元気づけられ、頑張れたことが数多くありました。これからの南中を築いていくのは皆さんです。全校一丸となってこの南中に新たな歴史の一ページを加えていくことを期待しています。頑張ってください。様々な場面で私たちの安全を守ってくださったり、温かい言葉をかけてくださったりした地域の皆様。皆様の「おはよう いってらっしゃい」の一声が、いつも私たちに元気を与えてくださいました。ありがとうございました。そして、私たちのことを第一に考え、今までずっと私たちの成長を見守ってくれたお父さん、お母さん。苦しいときも辛いときも、常にそばで支えてくれました。家族の支えがどれだけ大きな力になったかわかりません。義務教育を終えるとはいえ、まだまだ未熟な私たちです。心配や迷惑をかけることもあるかもしれませんが、私たちなりに精一杯頑張っていきます。最後に、どんな時もそばにいてくれた三年生のみんな。みんなと一緒に受けた楽しい授業や、一緒に笑ったり泣いたりした時間は、私にとってかけがえのない宝物です。本当にありがとう。いよいよ別れの時が来ました。これからは、一人一人が決めた道に向かって歩んでいくことになります。どんな苦難も、あきらめない強い気持ちで臨み、乗り越えていくことを誓い、答辞といたします。